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W.Zhao*; 長谷川 伸; 藤田 潤; 吉井 文男; 佐々木 隆; 幕内 恵三; J.Sun*; 西本 清一*
Polym. Degrad. Stab., 53, p.129 - 135, 1996/00
被引用回数:54 パーセンタイル:87.39(Polymer Science)廃プラスチックの放射線処理法の有用性を明らかにするために、まず5種類のゼオライトを使い、ポリプロピレン(PP)の熱分解について検討した結果、次のような事実を見出した。1)水素イオンをカウンターイオンとするHYタイプのゼオライトがPPの熱分解温度を下げるのに有効であった。2)PPの10%を分解する温度が、1%のHYタイプゼオライト添加で、130C低下して、260Cになった。3)350Cの等温熱分解で、1%のゼオライトを添加すると、PPの100%が25分で分解した。ゼオライトなしでは、同じ温度で同じ分解時間で10%しか分解しない。4)ゼオライト存在下の熱分解では、炭素数が3~9のものが生成するが、ゼオライトなしでは、C~Cと広い分布をもっていた。